対談

第9回の対談は令和5年度会長糀谷考正君と令和6年度会長石川幹伸君との新旧会長対談が実現しました。
大自青のこれからと会長としての1年間を振り返っていただきました。

1年を振り返って

糀谷 今年一番のイベントは50周年記念式典でした。去年は近青協があったので同じように想像していたのですが、関係してくる人の数も違うし、事業規模や予算も大きくて、思っていたよりもとても大変でした。
10年ぶりの開催のため手探りで進めることも多かったのですが、現役メンバーはもちろん、OB先輩方や業界団体の方に手伝っていただいて無事に終わり、大変でしたが終わってみるとよいできだったかと思います。
その他の行事では、ずっとできていなかった家族例会も総務さんのおかげで開催することができ、いい雰囲気で終われました。全体を通して1年を振り返るとよかったなと思っています。しかし今年の新入会員がゼロなのは悔しかったですね。
9月の50周年記念式典でバタバタしていた部分もありましたが、もっとやれることはあったしできたのではないかと思っています。次の年度では新入会員の獲得を頑張っていただけたら嬉しいです。

石川 私は今年は総務の副会長を務めておりました。50周年記念式典は全体で取り組むものでしたのでもちろんお手伝いをさせていただいて、総務としての行事では極力会長に負担をかけないように意識していました。総務としては会長が周年に注力できるようにその他の各事業を進め、達成できたのではないかと思っています。

糀谷 総務にはきっちり仕事をやっていただいたと思っています。何も心配なくお任せできたので周年に注力できました。ありがとうございました。

石川 新入会員に関しては、今年は入会がありませんでしたが次年度に2名入会することが決まっているので良かったと思います。
また、私が会長になるにあたっては、同期である糀谷さんからバトンを受け取れるのは個人的に嬉しいですね。

糀谷 私も深い関係性のある石川さんにバトンを渡せて嬉しいです。

石川 バトンを渡すこと自体も難しいと聞いているが、今年はすんなりといけたのではないかと思います。

来年度の目標(大自青として成し遂げたいこと)

石川 新年度は4月の総会からスタートしますが、そこに向けて会長としての初心を書いて役員会に提出しご指摘・ご意見をいただいているのですが、書き直しているうちに雑念が省かれていき、自分がすべきことが見えてきました。会長には会長の成長があって、自分がどこに向かっていくかが見えてくるようになりました。
会長以外も同じで、各役割の中での成長があるはずです。1年間の活動を通してみなさんが成長していく環境を作るのが一番大切だと思っています。
あとは、今年度でほとんどなくなったがコロナの残り香を完全になくすことも目標です。コロナのときに入会した人は通常の流れを知らないので、そういったことを完全になくしたい。

糀谷 コロナのときはイレギュラーなことばかりでしたから、正常に戻さないといけないですね。全員に通常の大自青を知ってほしいです。

石川 4月から女性が2名入られるのですが、新しい風が吹くことを楽しみにしています。若い方が入会されるので、例会の内容は若い人にもわかるような内容にしないといけない。数年やっている自分達には当たり前になっていることも掘り下げて説明して、わかりにくいものをわかりやすくしないといけないと思います。”青年”会議所だから、慣れていない人にも理解できるような工夫が必要です。今は慣れている人が多いので代謝が起きにくい体質になってしまっていると思います。
例会の内容も、以前取り上げた題材を避けていたら新しい方が学べないので、やったことあることもやればいいと思うんです。

糀谷 若い人に照準を合わせていくことも大事ですね。歴が長くなった人は影響力が大きいので、周りがつい意見を重視してしまう。何かあったときに口を出す、くらいの感覚でいいのではないでしょうか。

石川 会の代謝を良くするためにも、成すべきことは新入会員の獲得です。卒業していく人数と比べたら新入会員の数が少ないので、会が衰退してしまいます。

糀谷 それには、入会を考えてくれている方にはあまり丁寧にしすぎず、気軽に入ってもらえるような空気を作ることが重要ではないかと思います。

石川 新入会員獲得にあたってできることはとりあえず何でもやってみるスタンスでやっていきたいです。

新年度の意気込み

石川 大自青に入らせていただいて9年目になりますが、もし生まれ変わっても大自青に入りたい。もし入ってなかったら会社を潰していたかもしれないと思っています。少なくとも今の会社の状態まではもってこれていません。自分で起業したので親からビジネスの勉強や指南を受けたことがなかったし、環境がありませんでした。自分が会長になったからには、皆さん全員が大自青で学んでほしい。

糀谷 来年度はとてもパワフルな委員会が誕生しましたよね。元気がありすぎて暴走しないようにしないと。

石川 暴走するくらいの元気があってもいいとも思っています。

糀谷 今の若い人は喧嘩してはいけないと考えているような雰囲気があります。お互い意見をぶつけ合ったらいいと思います。仕事の意見をぶつけるだけで、後に響くような喧嘩になるわけではないので。

石川 そうですね。礼儀をわきまえながらも熱い議論をしていきたい。なのでスローガンにも「情熱」を入れました。

糀谷 石川さんにぴったりな言葉ですね。

石川 私のモットーとしている言葉が、「働くように遊び、遊ぶように働く」です。仕事は全力で遊び、遊ぶときも真面目に遊ぶ。大自青の活動も真面目にやるが楽しくやりたい。皆が楽しめるようにしていきたいです。

糀谷 素晴らしいですね。僕は情熱タイプではないので石川会長の手腕にとても期待しています。

会員・非会員の方に向けて

糀谷

石川 外部の集まりに呼ばれたときに感じたのですが、大自青についての対外的なイメージが「敷居が高い、お金持ちの集まり、意識高い系」と言われることが多くて。実際は全くそういったことはないし、同じ業界のメンバーでこんなにざっくばらんに話ができる会はないから、気軽に見に来てほしいです。

糀谷 言い方が正しいかわかりませんが、意識低い系の人ほど来てほしいですね。大自青は発足から50年ですが、よくできた会だと思います。入会したらお手伝いから始まって、委員長になったら自分で企画書を作成して、副会長、会長になって全体を引っ張っていって。自然にいろんなことができるようになる仕組みになっていると思います。私は大自青に入ったことで、少しずつですが人の前でしゃべったり、資料を作成したりできるようになりました。全然何もわからない人ほど入ってほしい。絶対に成長できると言えます。

石川 私ももし入っていなかったら資料作成も未だにできなかったと思います。また、社長になってから怒られることがなくなりましたが、大自青では怒ってくれる人がいる。常に学べる環境があります。会長は立候補したわけではないが、やるからには全力でやって自分も周りも成長させたいです。

糀谷 昔は会員数が多すぎて会長になりたくてもなれなかった。嫌々やるなんて失礼だし、自分でやってみると想像と違って、驚いたことも学んだこともたくさんありました。

石川 1年が終わるころには全体の熱が上がっているような年度にしたいです。今年は大きい式典がないので、その年だからこそできることをしたい。糀谷さんが50周年式典をしてくださったので、以降の周年に繋げる新たな一歩を踏み出す1年にしたいです。

糀谷 より良い方向へ向かうためのすごく大事な1年ですね。大自青は現役メンバーはもちろん、OBの先輩方にも支えられているので、思いっきりやったらいいと思います。50周年の記念式典ではOBの先輩方がかなり助けてくださいました。朝から来ていただいて、受付をしてくださったり、会場を走り回って席札のチェックをしてくださったり。人数が足りなかったので、とても助かりました。

石川 OBさんたちには助けてもらうことがたくさんありますし学ぶことも多いので、これからもいい関係を築いていきたいです。

株式会社糀谷モータース商会

令和5年度会長糀谷 考正

カーショップジョイン

令和6年度会長石川 幹伸

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