対談

第3回の対談は平成29年度会長辻野秀範君と平成30年度会長中原智君の新旧会長対談が実現しました。
大自青のこれからと大阪の自動車業界のこれからについて、語っていただきました。

一年を振り返って

辻野入会して間もない私が会長をさせていただくにあたり、一生に一度あるかないかの事だと思い、お受けいたしました。その後会長としてやっていきたいことを伝え、皆さんに支えていただきながら全うさせていただきました。
この業界をより良くするため、「人との繋がりが、人を変える」というスローガンの元、多くの人に是非ともこの業界のことを知ってもらおうとメンバーと一緒に切磋琢磨し、我々の活動を外へ発信することができたのではないかと思っています。
昨年の中原副会長を筆頭に開催していただいたオートモーターフェスでは、携わるメンバーが一丸となりフェスを盛り上げようと一生懸命運営し、フェスが終わった時には携わってくれた皆さん全員が、達成感に満ちたとても良い顔をされていました。
その達成感や一体感はこの大自青でしか味わえない事で、それをメンバーに経験していただく、一つの良い機会になったのではないかと思っています。

また、大自青は会長が変わるごとにその方針に基づき、1年間学ぶのですが、その勉強したことを色々な人に見て知っていただいても良いのではないかと思いました。
私の中で大成功したと思うのが、2月例会です。私たちはこんな活動をしているんだよ!と業界に発信し、来ていただいた方それぞれに日々の仕事に役立つものを持ち帰っていただくことで、この大自青を理解していただき、いずれは新規入会に繋がっていくとハッキリ感じとれました。
一年しかない任期の中で、新しい事に挑戦し、やっぱりこれはダメだったな、と失敗したとしても、それはそれで学びにもなります。 色々な事に挑戦していくことが、大自青の醍醐味ではないでしょうか。

一年間の副会長をしていただいたのですが、副会長としていかがでしたか?

中原副会長をさせていただき、それを経て会長になる準備ができた一年間でした。本当にお世話になり、29年度の副会長になれて良かったと、正直その気持ちでいっぱいです。
昨年に行っていただいた活動をしっかり見習わしていただき、活動をする中でメンバーが一つになっていった事を目の当たりにでき、自信がつきました。
一つのモデルとして、大自青の運営であったり皆を束ねる方法であったり、それぞれやり方は違えど軸になるものを勉強させていただいた一年でした。
29年度は私のなかではターニングポイントだったのではないかとも感じた年でした。

2017年度総括と2018年の展望

辻野そんな中原新会長が迎える2018年は大きな事業が控える年です。
バトンタッチをする一年前の会長として、どの様に大自青を動かしたら良いんだろうと考えて運営してきましたが、良い形でバトンタッチできたと思っております。

中原軸となるスローガンの『大胆かつ繊細に!勇気ある一歩を!』を29年度に基礎を築いてもらっていたので、今年度は色々な事にチャレンジして、
『やらないといけない事は、勇気をもって進んでいく!』という気持ちをメンバーの方にも浸透させ、チャレンジしていけたらという思いがあり、30年度の方針を作り上げてきました。
今年度もしっかりやっていきたいなと思っております。

業界を盛り上げるには

辻野中原会長は仕事の方でも体現されていて、それは一人のメンバーとして凄いなと思うんです。
強い思いがあって「自動車業界で会社を立ち上げるぞ」というのを間近で見させていただきました。中原会長が思う、『勇気をもって新しい事に挑戦する!新しい事に踏み出して行こう!』というところは、口だけではない説得力がもの凄くあるんです。
中原さんが行う大自青はどんなんだろうと、メンバーそれぞれが羨望の眼差しで見ているところはあるので、本当に盛り上がる一年間にしたいと思っています。
中原会長自身、スタートするにあたって具体的にどの様に30年度を進めて行きたいと思っていますか。

中原大自青で学んだ事をしっかりと活用し、活動方針をしっかりと考えていき、スローガンを軸におきたいと考えています。方針をたてた以上は方針に基づいた活動をしていきたいです。それを行動できる形にし、迷った時に戻れるように、スローガンを読み返せば自ずと答えは出るのではないかと思います。
今年は45周年と節目の年、諸先輩方に敬意や感謝を方針の中にしっかり入れさせていただきました。一つの軸をしっかり持ちながら活動ができたらなと思っています。
やる意思をもてるような一年でありたいと思っております。

辻野例会の時にスローガンを前に貼りだすことで、今年はこういうスローガンの基に運営しているんだなと改めて気づいて、指針がしっかりしているところを表して素晴らしいと思います。

中原今年の拘りたいところは、誰もが困難を迎えた時、どうしても一歩踏みとどまるところがあるので、それを乗り越える勇気、本能がストップをかけるが本能を超える力が自分自身にあるかが凄い大事な事だと大自青を通じて学んだことなので、それを思い返して、やる時には腹を括る覚悟で挑むことをフィードバックできればもっと人生豊かになるのではないかと思います。
意識して辻野直前会長の背中を見て一年間やってきたので、昨年の5月のスタートも良かったと思います。皆の意識が高まっていた良い例が29年度にあったので、そういうイメージで私も前半作り上げていこうと思っております。

自動車業界の未来について

辻野30年度は大自青の周年記念例会があったりと、大きな事業が続きますが、こういった思い入れやどの様な気持ちで取り組みをしたいとお考えですか。

中原大自青を作り上げていただいた先輩方への敬意と感謝、支えていただいた方々に対しての感謝を出せたらと思っています。
近畿の若手経営者が自分たちの業界のことを見直して、研究したり発表することによってそれを外に発信活動していく。これを大阪だけでなく近畿のなかでやりたいと思っていまして、近畿組織が行うことによって全国的に広がっていくのではないか、如いては近畿の力の見せ所ではないか、スローガンのサブタイトルでもある『本物を伝える』に繋がっていくのではないか、何事にもチャレンジ精神であったり、何事にも本気で取り組むことによって本気を見せる、本物を見せれるということが思い入れとしてはあります。

辻野上っ面でやってるのと本気でやっているのは直ぐに分かります。本気を見せ付けることで、この業界を本当に変えたいという事を体現していけば、凄いところまで話がいくのでは、それこそ業界を変えていけるところに行き着くのではないかと思っています。
45周年という機会にそういった事を体現、呼び覚ますような事をしていただきたいと思います。

中原入会するきっかけが、入会する前から思っていた事と合致していて、業界の発展や底上げすることによって自社に戻ってくることや、自分たちの地位向上、業界をどの様に盛り上げていくかの底上げをしっかりしたいとずっと思っており、「したい」「やっていきたい」という気持ちを、今回30年度の会長を仰せつかって、入会した時の気持ちであるとかを落とし込めていけたら自社であったり地域であったりと、業界の底上げに繋がると考えています。

辻野具体的には業界の問題を、中原さんはどの様に取り組んでいくお考えですか。

中原色んな問題点がある中で、これまでに取り組んできたものもあるのですが、人材確保というところに主軸において、どの様な形でやっていくか、活用をどうしていくか非常に大事な問題で、もちろん先進技術の対応であるとかも沢山あるなかで、やはり「やり手」がいなければいけない、「やり手」を確保していく問題、業界でも大きな問題になっていますけども、我々若手のなかで知恵を絞り、人が集まる業界にしていくことを研究して提案したいと思っています。

辻野やろうとしている事を他の方々にも話されていて、それぞれ危機感をもたれています。会社の問題点を一社ではできないことを会議所等の組織の中で問題点として挙げて、各県から解決策を集約する。それはもの凄く大事なことでもあるし、胸を張れることでもあると思います。人材確保を会議所に挙げたことは大正解だと思います。

新会長の意気込み

中原物事を何か始める成し遂げる事の一番最初のことは物事を想像することであって、終わった時の成功したことを想像します。でも前例のないことをするのは本能が働いて勇気ある一歩が踏み出せないこともあります。しかし旗を揚げた以上はそれに邁進して、成功に結び付けたいなと思います。
29年度の流れで、30年度で一つ物事が出来上がったら、培ったものが脈々と広がって、自分達自身がするということがこういうことなんだと皆が共有できたら変わっていくと思います。
会長になって日も浅いですが、立ち位置が変わったことによりメンバーそれぞれのスキルが非常に高いと感じています。それこそ脈々と培って作っていただいた先輩方のおかげですので、これを絶やさない様にもっと良くしていこうと思っています。

辻野この青年会議所の魅力は、以前から思っていますが人間味溢れる人たちの集まりの中で、本気で切磋琢磨しながらの関係性から、数名が一生の友達になる事だと思います。

中原大自青の皆はその人の為に、皆の為にっていうところがあります。本気でお付き合いして下さっている。その事を後輩にも伝えていかないととも思っています。
自分のなかでは大自青が拠り所で、大自青に携わってなかったら狭い中で考えていたのではとも思います。
とある先輩の方の話ですが20年前に会長をされていて、ちゃんとバトンを渡されているなと感じましたし、その先輩の言葉で『火を絶やすことなく頼む』と言われた事に新たな決意を抱きました。良い巡りを感じ、これこそ大自青だと思い、それを言える様に責任をもってやり遂げてバトンを渡していくことが大事だと思いました。

辻野中原会長が一年間会長をして、その姿を皆さんが見て、又この会長対談を見て、自分が会長になったならこういう事をやってやろうと考えるような後輩が出てきていただけたら、大自青がもっと盛り上がる組織になると思いますので、頑張ってください。

株式会社ナカハラサトシ

平成30年度会長中原 智

近畿自動車株式会社

平成29年度会長辻野 秀範

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