2007年3月に東大阪で私が創業し、2017年で丸10年にです。
中古車販売をメインとし、一般整備、保険代理店など従業員3人でやっております。ネットなどもあるので全国のお客様もいらっしゃいますが、基本的には地域密着型でやっており、地元のお客様は多いです。地元に密着している分、いい加減な仕事はできないですね。また、クレームがもし出ても、お客様との親密になるチャンスだと思っているので、どんどん来て欲しいと思っています。また、お客様との距離も大事にしたいので、自分で現場に立って仕事をしています。
“温故知新”です。故(ふる)きを温(たず)ね新しきを知る。過去の事例に先人たちの知恵が絶対にあると思っています。私は未来のことを考えるときに、振り返って考える癖があるんです。例えば、過去に売れたものにも、どういう経緯で、どういう理由で売れたかということを分析しています。大自青に入ったのもこの考えのもとに入ったと言えるかもしれません。2代目、3代目の方が先代の方からどういうマインドを引き継いでやっているか、どういったことを感じているかを直接聞きたいと思っています。
もともと私は営業畑の出身で、車を売ることをメインとしています。ただ、整備もおろそかにできないという思いから、認証をとる必要があったんです。工場を併設し、認証を得るためには東整会(東大阪自動車整備連合会)に入る必要があるということで、まずは東整会に_入会をしました。その後、東整会へ28年度会長の春田さんがいらっしゃったことがあり、それがきっかけで一度例会へオブザーバーで参加したのが始まりです。オブザーバーで参加した例会のテーマが”ランチェスターの経営戦略”についてだったのですが、私自身にぴったり当てはまっていて、10年前にここで初めてから業績が好調だったことがすごく自分の中で腑に落ちました。知らず知らずに自分の中でやってきたことがたまたまランチェスターの経営戦略にハマってたんです。勉強してやるのと知らずにやってるのとではやっぱり差が出てくると思い、大自青でいろんなことを学びたいと思い入会しました。
各委員会で趣向を凝らした例会が良いと思っています。一つ一つに意味があり、なぜこのテーマにして、この講師を呼んだのかを考えていくと面白いんです。さらに、学んだことを実際に会社・仕事へ取り込んでいけるという点がとても良いです。私が入会する前の例会がどういった内容だったかが今はとても気になっています。
もともと自動車は好きだったのですが、仕事は自動車関係ではなく、直前はOA機器のエンジニアをしていました。会社の意向でエンジニアが直接営業に回ることになったんです。そのときの成績が結構よかったのですが、自動車は好きですが、コピー機はそこまで好きではなかったということもあり、自動車販売の営業に転職したんです。そこ会社で、新店ができるというタイミングで店長を任せてもらえるというところまで行きました。自分でやろうと思ったきっかけは、ある中古車屋さんと出会って独立しようというきっかけをもらいました。父親も会社を経営していたので、どこかで経営するということに意識はあったのかもしれませんね。
私が現場にも出ているので、直接お客さんと触れ合えて、お客様の反応がダイレクトに感じられるところですね。自分で仕入れて、自分で仕上げて、自分で売るので、反響もわかりやすく、データも解析しやすいです。本当は経営者としてはダメかもしれないのですが、始まりから終わりまで自分でやれるところが楽しいです。
自動車業界は正直衰退していると思っています。人口自体が減っているから、規模は下がり少ないパイをみんなが取り合うため、価格競争になれば大手には勝てません。ただ、商売には動けば吉になるタイミングがあると思っていて、その時に動くための準備を常にしておくことが大事なのかなと。人・物・知識・お金、これらの準備ですね。また、悪い時になぜ悪いかを検証できるかも大事だと思います。
無くなる業界ではないと思うので、大自青で得た知識をいるいらないの選択をしていったり、変化についていくために勉強していく。また業界についていけている所は、日々勉強しているということだからまがい物は淘汰されていって、本物同士の戦いになっていくと思いますね。だから、ミスをせず、プロフェッショナルとして、常に同じパフォーマンスを出していくことが大事になっていくのではないでしょうか。
大自青のメンバーは、全員の意識が高いので、入会すればすごく勉強になります。基本的な立ち振る舞いや、ものの考えなど、雑談一つで伝わってくるんです。メンバーの一人一人がほとんど代表、社長ですが、カラーが違って勉強になるので、ぜひ悩まれている方は、一度来てみてください!