父が昭和50年に八尾市で創業いたしました。
板金塗装のほぼ専業で行っており、ホンダの下請けとして昭和53年から指定工場として続けてきております。
実家が鈑金塗装の会社ですので、昔から自動車業界で働くんだろうという思いはありました。18歳で高校を卒業後、ホンダベルノ新東京というディーラーに務めておりました。そこでおよそ5年営業などの業務をやり終え、23歳で父親のやっている久保鈑金に戻ってきました。ただ、35,6歳で一度父親の会社を離れ他業種で働いていたんです。社長の息子として十数年間働いていて、父親の作ったものにそのまま乗っかっていいのか、、、どこかでモヤモヤしたものがあったからです。そういう気持ちで働いていても良くないので、一度他のことにチャレンジしてみようかという思いになりました。37歳から全くの他業種に転職いたしまして、再び久保鈑金に戻ってきました。43歳で実家へ戻ってきたのですが、それが去年の話ですね。その頃には父親の会社を継ぎたいという思いがありました。
整備業界のまいどという月報が毎月送られてくるのですが、その中に大自青のチラシが入っており、今年5月の例会にオブザーバーとして参加しました。
ただ、はじめは勘違いだったんです(笑)
東整会の集まりだと思い参加したのですが、行ってみると様子が違うな、、、、と。なので初回はTシャツで参加しました(笑)
ただ、参加してみて一体感がすごいなという事を感じました。会員同士が分け隔てなく接しており、ワイワイ、ガヤガヤ盛り上がっていたのを目の当たりにして驚きました。
出戻りなので、横の繋がりなどもなく不安があったのですが、戻ってきた事をきっかけに、いろんな意見を聞いてものごとを進めたいという気持ちがあり、鈑金業界以外の業種や地区も違う会員が集まっている大自青だったらそれができそうだと思った事がきっかけです。
もともと人見知りな性格で、自分から行動することが少なかったのですが、全員が委員会活動に入り、各自に役割が決められているため何かしらの行動を起こさないといけない環境にいられることですね。委員会活動を通して集団でものごとを決める時の会議の進め方、議題の出し方、役割分担の仕方等を学ぶことができますし、例会ではセミナーを通して、経営やコミュニケーション方法などいろんなことが学べることも良かったと思います。大自青の歴史が長いので、そういったシステムがしっかりとしていて、会社での仕事にも活かせることが沢山あります。
先のわからない自動車業界で一緒に働いてくれている従業員を心底守ろうという気持ちがやりがいに繋がっています。うちで働いている従業員の方は長く働いてもらっている、長い方だと私が小学生くらいのときから働いているかたもいます。そういう意味では、自分の奥さんよりも長い付き合いがあるかたもいます。ですので、従業員の方も家族同様に守っていかないといけないなと。一度実家を離れる前はそういったことにすら気づいていなかったんです。18~23歳くらいの若い頃は、仕事に対する向き合い方も甘かったですし、37歳で辞める前は自分のことしか考えていなかったのですが、一度離れてそういったことにやっと気づきました。
昔はいい加減な性格だったので、預かった車を忙しいことを言い訳に1ヶ月放置したり。。。当然とても怒られますよね。
前職の社長がそういったところを叩き直して私の人格を再成形していただきました。
見通しが悪い業界なのは言われていますね。一個人でできることは限られてくると思います。
でも、大自青のように人が集まって何かひとつのことをやろうということの強さはあると思います。
大自青次第では自動車業界の未来を動かせるのではないかと思っています。
自分もそうだったのですが、もし一人で悩んでいるなら一度来てみてください!
真剣に話を聞いてくれる仲間がいます!