会長挨拶

“鼓動”
~志を燃やし、挑め~

辻野 康仁

 令和2年4月に施行された、自動車特定整備制度をはじめ自動車業界は“100年に一度の変革期”にあると言われております。昨年の自動車業界の市場規模は約65.7兆円、労働人口を見ても全就業人口の約8%に当たる541万人が自動車関連事業に従事しています。この事からも日本国内の基幹産業であることは周知の事実です。
 一方、昨年から続く新型コロナウィルスの世界的流行により、世界経済は未曾有の危機に直面しており、その脅威は自動車業界にも駆け巡っています。我々も、今まで経験をしたことがない状況の最中、将来の不透明さや不安を感じずにはいられませんでした。
 しかし我々は、このコロナ禍でも決して“歩み”を止めず、個では成し得ないこと、考えられないことを、大阪自動車青年会議所の仲間と共に一歩一歩進み続けています。今年度は、更なる一枚岩となり学び、研鑽し、情報共有することで、新たな事業活動に発展させ成長していきます。
 自動車業界が“100年に一度の変革期”とコロナ禍の先にある、活力と透明性にあふれた未来への牽引力になっていく為に、大阪自動車青年会議所として全力で活動して参ります。

令和 3 年度スローガン
“鼓動”
~志を燃やし、挑め~

 令和3年度は、昨年度のスローガン“感動”のもとで感じた心の動きを、“鼓動”へと変え、挑み活動していきます。
 我々はコロナ禍の最中においても活動を続け“大阪自動車青年会議所とは何か”、“この状況下で時間を割いて集まる意味は何か”を考え続けてきました。営利組織の経営者が集まり、営利目的ではない委員会・例会活動を行うことは矛盾するように見えますがそうではありません。
 業界の社会的地位の向上を図る、お客様に喜んでいただく、問題意識を常にもち現状を許すことなく経営に邁進する、これらの大いなる“鼓動”なくしてこの大阪自動車青年会議所の活動はありえません。我々は、諸先輩方が繋ぎ続けていただいた活動に感謝し一人一人が志(こころ)を燃やし、業界人として挑み続ける“鼓動”を今期のスローガンとします。

【組織運営】
 大阪自動車青年会議所メンバーの特性を互いに理解し合わなければ良い組織運営はできません。総務広報委員会を中心に、情報、課題、問題点等を、委員会の垣根を越えて横断的に共有しあえる組織運営を目指します。各委員会の協議事項などを、他委員会が共有することで各メンバーの、特色、専門知識、強みを総動員で発揮し、目標を共有するワンチームとして強く挑む組織への成長を目指します。

【会員拡大】
 自ら率先垂範し、会員拡大に努めます。各メンバー所属の地区会や所属団体を訪問させていただき、大阪自動車青年会議所の魅力を発信いたします。組織は、人なくして活動できません。まだ見ぬ若き経営者・幹部の柔軟な発想、仲間とともに創り上げる企画アイデアは、これからの大阪自動車青年会議所の要であります。未来のために、アンテナをしっかり張り、一人でも多くの会員拡大を目指します。

【整備業の未来】
 少子高齢化の進展やコロナ禍での経済の先行きや見通しは不透明であり、更には団塊世代の経営者の多くが引退を迎える時期でもあります。事業継続を諦め廃業する傾向は、今後加速していく可能性は高いと言えます。高い志を持ったメンバーが、整備業界の事業継続を牽引することで、ユーザーがなおざりにならぬように、業界の現状を知り、分析し、何ができるか、何を準備すべきかを、徹底的に再考します。

【人づくり】
 自動車整備関連の大学校や専門学校への入学者数は、10年前と比較して半分以下に減少しています。人財確保育成の可否は、会社の未来に大きな影響を及ぼします。社員のモチベーションを上げ、技術向上に今何が必要とされているのか、また人財が集まる会社運営とは何か、事業に必要な人づくりを考え自動車業界の人財発展を目指します。
我々がこうして活動ができるのは、諸先輩方が綿々と築き上げて頂いた成果と努力の賜物であります。

 まだまだ若輩者ではありますが、我々、大阪自動車青年会議所が尚一層の結束を固め、友好団体をはじめ関係各位と連携し、業界発展に寄与し挑戦を行う所存です。今後とも関係官庁、関係諸団体、先輩諸兄の絶大なるご支援、ご協力、ご鞭撻を賜りますようお願い申し上げます。

令和3年4月8日

大阪自動車青年会議所

会 長 辻野 康仁